学校が揺れています。週5日制教育が導入され「ゆとり」教育が標榜される中、学力の低下を憂える人たちから様々な意見が出されています。
 議論の中心に「子どもたち」を据えているのだろうか。学校というシステムや教育者という観点から「既得権益」を護る論議に終始していないか、ま た、「良い学校に行って良い会社に入る」ことだけが子どもたちにとって幸せなのだという「幻想」にとらわれていないでしょうか。
 先日、オープンタイプの教育を25年前から実践する東浦の小学校を視察し、お話を伺ってきました。試行錯誤を重ねながら、苦労して築き上げた独自のシ ステムは、全国的にも注目され、各地からの視察が絶えません。私たちは、普通の小学校を知っています。その中で、新たな試みも知りました。この二つがあ るだけで「選択肢」は倍になります。でも、現実には東浦の一部地域に居住していなければその学校を選ぶ事はできません。同時に、その地区の子どもたちは その小学校のシステムしか知りようがないのです。ここに一つの課題があります。
 大事なことは教育の現場において、「選択権」は子どもたちにあるということです。そしてわかりやすい選択肢を用意し環境を整備することが、大人たちの 責任であるということです。