2003年3月7日 NO.61
愛知から花の国
地産地消・旬産旬消を具現化



 この時期に行われる次年度の予算審議。しかし、例年マスコミで取り上げられるのは、予算委員会での政治家の疑惑追究ばかり。昨年は鈴木宗男、今年は大島農林水産大臣か。
 そんな中、伴野豊は2月27日予算委員会で愛知・知多半島を中心に農林水産業の現状を訴え、これからの日本の農林水産業のあり方を提案した。
 以下にそれらを紹介する。

予算委員会の質問と回答

Q1. 知多半島でもそうだが、日本の農林水産業者は後継者が育たず、大変苦慮している。食糧の自給率向上、先人からの伝統を伝えるうえでも、大変重要な問題である。この原因をどう認識し、対応するか。

A1. 農漁業の共通の課題として、新規参入者への受入れが課題。新規参入者が就業できる体制づくりに取組む。
・ 漁業の場合、労働の危険性の低減、漁業資源の維持・回復が課題であり、とりわけ資源の回復に力を入れる。
・ 農業の場合は、新規の農地取得が課題となっている。また、NPO法人や民間企業が参画できる措置や、農協改革の中で若い人たちが農村の中で頑張れる体制を整える等の政策を行う。

Q2. 漁業従事者はFRPを用いた廃船や漁具の処理に困っており、放置すれば環境問題にもなる。政府として、どのように対処していくのか。

A2. FRP廃船は国土交通省と連携し、廉価で処理できる技術開発を行う。
・ 漁具処理は国土交通省と連携し、平成15年度予算で発泡スチロールの回収リサイクルシステム開発を計上する。

Q3. 花の生産額日本一の愛知県では、2005年、中部国際空港が開港し、愛知万博が開催される。東海市農業センターでは空港の愛称「セントレア」という名の洋ランを開発している。これをきっかけに世界に情報発信し、花溢れる国とすべきと考えるがどうか。

A3. 産地と消費者の交流イベントや、高鮮度で日持ちの良い花の開発等により、花とみどりに溢れる国とするよう積極的に取組む。
・ 愛知県の花卉を海外への展示会に出展する等によりPRする。

Q4. 現代社会は、地のものを地で食べる「地産地消」、旬のものを旬の時期に食べる「旬産旬消」を忘れている。人が生きることを見直す意味でも、自然の中で自然に生きる「農村的循環社会」を実現すべきと考えるがどうか。

A4. 旬産旬消、地産地消というのは非常に大切。食と農の再生プランの中で消費者と生産者の連携を強化し積極的に取組む。

Q5. 昨年、BSE問題が発生したときには大騒ぎをしたが、現在、消費者の間では忘れさられようとしている。この問題を教訓に生産者の顔が見える関係、信頼関係の構築が求められるが、どのように実現していくか。

A5. 消費者を含めて、リスクコミュニケーションをしっかり行う。
・ 食物の履歴をしっかりと消費者に提示し、安心して選択の幅が広がっていくシステムを考えていく。

 伴野豊は最後に「有事の安全保障の議論が盛んに行われているが、食事の安全保障も非常に重要。しっかりお願いしたい」と質問を締め括った。




・ 詳しい資料等をご希望の方は、伴野豊事務所までお申し付け下さい。




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