2002年10月26日 NO.52
 テロ、決して許すまじ!
暗殺された石井紘基代議士を悼む



 25日、石井紘基代議士が自宅前において暴漢に刺殺されるという、大変衝撃的な事件が発生した。多くの不正を糾弾してきたわが党の尊敬する先輩議員が、まさかこのような非業の最期を遂げようとは。つい先日まで、同じ部屋の空気を吸いつつ一緒に頑張っていたのに・・・。怒りと悲しみが止まらない。ひたすら、ひたすらにやりきれない。
 いまはただ静かにご冥福を祈るばかり。黙祷。
 経済の現況について。内閣改造を経ても、株価はずるずると下がり続けるばかり。竹中チームのハードランディング路線は、市場の激しい拒否反応を生み、更に混迷を深めている。
 この待った無しの状況でなされた小泉首相のあまりに短い所信表明演説、更には代表質問に対する、全く誠実さを欠いた回答。今回は小泉・竹中 経済政策に関する所感と、就任したばかりの国対副委員長としての仕事の一端を中心にご報告したい。


正義の志士の死

 石井紘基代議士殺害。この極めて異常な惨劇、暴力によって政治活動を封殺することは断じて許し難い。しかもここは、法と秩序が整然と維持されるべき現代社会、21世紀の日本である。前近代ではないのだ。司法当局に対して、一刻も早い犯人逮捕と事件の解明を求める。
 日本の国の財政や利権構造の「ほんとうの姿」を国民に示すために不眠不休、闘いつづけてきた石井代議士。ご自分を動物のなかでも変幻自在な龍に例えたりもされていた。また、真の意味で国民の手に政治を取り戻し、10年後には自然の中でゆっくり暮らしたい、と語っていた氏の願いは、ついに叶えられなかった。今は、正義の志士であった氏の遺志をしっかり引き継ぐことをお誓いし、ご冥福をお祈りいたします。



政治のインフォームド・コンセント

 第155回臨時国会、21日からは小泉首相の所信表明演説。昭和52年以来(記録の残っている限り)3番目の短さという。しかも、相変わらず掛け声ばかりで具体的な政策は見えてこない。ペイオフ解禁再延期という「政策転換」の説明も無し。一方、株価はあたかも「竹中クラッシュ」と呼んでもいいような惨状。いったい日本経済はどうなってしまうのか、不安と不満が充満する。
 22日には提出する、とされていた不良債権処理加速策の中間報告。竹中 経財・金融相の約束は果たされるどころか、与党幹事長会談から反対案が出される始末。竹中チームの不良債権処理加速案の方向性は了とするにしても、大臣の資質、発言や実行力について、これでは信用しようがないし、問責決議案提出も当然である。
 いずれにせよ劇薬を服用するなら、ちゃんと処方箋を見せてもらわないと。そんな医者は信じられないし、安心して任せられない。だったら違う医者にお願いしたくなる。
 インフォームド・コンセント。説明責任を果たして欲しいというのは、経済の重症患者である我が国自身の当たり前の願いである。この国の未来に責任をもつトップリーダーの「義務」として、小泉さん、竹中さんには、ちゃんと説明責任を果たしてもらいたい。



資本主義の次は知本主義

 既報の国対副委員長就任。伴野豊の責務は、党の政策と議会運営の調整である。まずは今国会内閣提出予定の全法案について、各省庁から説明を受けて、きっちりチェックを行った。
 その中で伴野が「これは!」と注目したいのが「知的財産基本法案」。我が国の将来を左右する非常に重要な法案である。その目的は、知的財産の創造・活用により付加価値を創出し、活力ある経済社会を実現することであり、概要は以下の通り。
 ・ 大学の研究開発の促進と大学から事業者への知的財産の円滑化
 ・ 特許手続きの迅速化及び、知的財産の侵害取り締り
 ・ 知的財産の保護
 ・ 事業者が知的財産を戦略的に活用するための事業指針の策定

これに対し、伴野としては、更に次の2点を指摘した。
 ・ 知的財産の開発と産業の活用をつなぐシステムの構築とコーディネーターの育成。
 ・ アジアを中心とした特許侵害への監視強化と国際的特許保護ルールの創設。

 ノーベル賞を受賞した田中耕一さんの例をみても分かるように、海外では高く評価されていても国内では全く注目されていないケースもままある。知的財産への意識が低く、当然その管理もずさんなことが多い。
 始まったばかりの21世紀。「お金」万能の資本主義の次に来るのは、案外、「知」を中心とした社会、「知本主義」なのではないだろうか。それならば、「知」を新たな原資と見立てるに適った新しい社会のルールやフレームを準備することが何より急務である。しっかり取り組みたい。



ばんの豊後援会・早朝勉強会 開催!

 テーマ 経済・財政問題

講師  大塚耕平 参議院議員(日銀OB)

日時  11月11日(月) 8:00〜

場所  ホテル キャッスルプラザ4F

会費  3,000円

※ お申し込み・お問い合わせは 伴野豊事務所までお願いいたします




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