2002年9月21日 NO.50
 日本中が涙した9月17日



 9月17日の日朝首脳会談。小泉首相自ら北朝鮮へ。
 訪問前から、小泉さんお得意の政治パフォーマンスだ、リスクが大きすぎないか、など、いぶかる声は確かにあった。しかし、自らが行動して突破口を見出そうとするトップリーダーの在り方。この点において、私は一人の政治家として、今回は評価する。
そうして、首相自らが乗り込んで得た情報は、「8名の死亡を確認」。突きつけられた衝撃的すぎる現実。この凄まじく残酷な出来事に誰もがひるんだ。あまりに重い。悔しすぎる。二度とこのようなことがあってはならない。
 また、8月末、伴野豊は介護の先進事例を研究すべく、デンマーク、ノルウェー、イギリスを訪問。振り返って我が国の老人福祉政策を考える上で、多くを学ぶことが出来た。
 今回はそれらの所感等をお伝えしたい。


くやしい。くやしい。くやしい。
それ故に涙を流しながらも未来を築こう

 真実はあまりに残酷であった。委員会の調査で有珠山に入っていた伴野豊は、雨に打たれながら、日朝首脳会談の第一報を受け取った。「8名の死亡を確認」。言葉が出ない。横田めぐみさんはじめ拉致被害に遭われた方々ならびにそのご家族のお顔と自らの家族が、何故か二重写しになった。胸がしめつけられる痛みとともに涙が頬をつたった。
 「なぜ小泉首相は席を蹴ってこなかったのか」 という声がある。ご家族の心中を察すれば心情的に分からなくもない。更には、外務省の相変わらずな隠ぺい体質、ご家族への心無い対応。はらわたが煮えくり返る。しかし、被害に遭われた方々ならびにそのご家族の苦しみに報いるためにも、よりよい未来を築かなければならない。かの国を普通に対話のできる「ふつうの国」にしなければならない。それが我々の使命、日本の使命である。重い歴史の扉ではあっても、これを開けて、その先へと歩みを止めるわけにはゆかない。そうでなければ、この事実はあまりにむごすぎる。



晩年の風景、それぞれの国で

 老い。その誰も避けて通れない現実を、社会システムの中へどう組み込んでいくのか。
 伴野豊は夏の終わり、8月末にデンマーク、スウェーデン、イギリスへ。老人福祉という、極めて重いテーマによる視察。
 福祉政策の充実、というと、北欧諸国は世界で最も先進的である、といわれてきた。しかしその現場を見て思ったのは、情緒的に乾いた感じである。当地では、もともと家族とはその程度のものであって、子どもが面倒をみるという意識は親子ともにない、という割り切り方である。その点、イギリスの場合はまだウェットであり、毎日のように近所に住む家族や親類がやってくる。しかし逆に、ロンドン市街、とりわけ地下鉄などのハード面において、バリアフリー、という言葉は全く活かされていない。これは歴史ある街の宿命でもあろう。
 一方、デンマークやスウェーデンにおける老人福祉は、ハード・ソフト両面においてこれ以上ないくらいに行き届いたものであった。1938年(昭和13年)から介護保険をスタートさせており、その蓄積もある。複合施設と在宅を適切にシステム化し、また全面的に民間の運営による部分も大きく、民営化とIT化が一つの流れとなっている。
 長寿国・日本。長く生きることを寿(ことほ)ぎ支えあうシステムの再構築。幸多き長寿国として胸を張るためにも、やらねばならない。



政策発表会、時代を拓き続けます

 19日夜、政策発表会 「 ばんの豊と時代を拓く会 〜 破竹の地域主権 」 を開催。多くの方々にお集まりいただき、大盛況のうちに終えることが出来ました。皆様に心から感謝いたします。
 今回のテーマは、「地域主権」。最近いろんな方が唱えはじめているようですが、伴野豊は大学院在学中の20年前から提唱しています。これは、地方分権とは違う概念で、地域のことは地域で、自らが主体的に取り組む、というニュアンスを含むところがキモ。地方分権というと、中央から権限を分けてもらう、というところでズレがある、だから「地域主権」なのです。その実践の場として、この知多半島、愛知8区から始めて、やがて日本を変えていこう、その心意気を示した次第です。
 なお、当日会場において配布させていただきました政策小冊子「時代を拓く?」、ご希望の方はお気軽に事務所までお声掛け下さい。無料にて頒布いたします ( 数に限りがありますのでお早めに )。




ドットコムも今回で50号。
これからも国政の生の情報をお伝えしてまいります

 当選直後、2年前の8月4日に第1号を発信して以来、毎月数回発行してきた「ばんちゃんドットコム」も今回で50号。その時々の政治課題や国会、永田町の生の空気など、マスコミでは伝わりにくいこと、最新の活動報告として、FAX、Eメール、ホームページを通じて、皆様のお手元にお届けしてまいりました。これからも、適宜、伴野豊の考え、最新情報の提供等に努めてまいりますので、引き続き宜しくご高覧いただきますようお願い申し上げます。



・ 詳しい資料等をご希望の方は、伴野豊事務所までお申し付け下さい。




バックナンバーへ戻る