2002年5月14日 NO.44
 小泉さん、他人任せにするぐらいなら
一刻も早くお辞め下さい



 5月8日午後、中国・瀋陽の日本総領事館で起きた北朝鮮の男女5名の亡命未遂事件。
 今回の事件は、国の在り様が根本から問われるものである。事実関係の最終確認は十分な調査の結果を待つにしても、映像を見る限り、我が国の主権が甚だしく侵害されたのは間違いない。
 しかし、この件に関する我が国の対応はいったいどうしたものか。小泉首相、川口外相他、政府とりわけ外務省の初動態勢、情報収集、危機管理のお粗末さといったら、本当に目を覆いたくなる有様である。日本という国の存在そのものが問われる事態に至ってリーダーシップを発揮できないのであれば、小泉さん、あなたは首相失格であり、直ちに替わっていただかなければならない。


今こそ問われる真の指導力

 ショッキングな映像が全世界に配信された。日本の総領事館入口の扉にしがみつく女性と、力ずくで引き離そうとする警官。それをきょとんと眺める幼い女の子。
 日本人にとって更にショッキングだったのは事態を傍観するだけの領事館職員の姿勢。敷地内、力ずくで拘束しようとする警官から泣き叫ぶ親子を保護することなく、ただ「なにもしない」その姿には、日本の主権が侵されているという緊張感が微塵もない。命がけの亡命を決行しているという大変なことが目の前で起きているのに、何事もなかったかのような態度。こんなことは他の主権国家ではありえない。
 これは明らかにウィーン条約に抵触する。国と国との間の最低限のマナーが破られて、越えてはいけない一線が明らかに踏み越えてられてしまった。今後も中国と健全な友好関係を維持したいと思えばこそ、ここは遠慮なく、言うべきことはきっちり言い、日本の姿勢をきちんと強く示さなければならない。
 しかし、初動からして我が国の対応はお粗末過ぎた。事件発生直後、外務省は亡命を試みた人の数さえ不正確であった。事の重大さを全く認識出来ていないばかりか、自国の総領事館で起きたことだというのに、後のTV映像で確認。情報収集能力、危機管理体制ともに全くなっていない。
 更にひどいのは事件発生直後の小泉首相のコメント。「よく調べて慎重に冷静にやりなさいと(外務省に)言ってある」という。主権が侵された国家のトップリーダーとは思えない、その資質を大いに疑う発言である。
 資質を疑う、といえば、今国会で議論されている有事法制についても一言触れねばならない。
 国の緊急事態に対してしっかりと法整備をすることは否定しない。しかし、今回政府から提案された法案について、小泉首相はじめ閣僚の答弁の頼りないこと。あまりにしどろもどろで、見るに耐えない。政治家が自信を持って提案出来ないものを、どうして認めることができようか。とりわけ基本的人権に係わることも含む非常に重要な法律が、そのように心許ない人たちによって提案されている。とてもではないが賛成できない。議論以前の問題である。これは同時期に提出されたメディア規制法案でも同様である。
 いずれにしても小泉さん、そんないい加減な姿勢でこの国の舵取りをされては困るのです。能力がないのなら、それを素直に自覚してさっさとご退席願いたい。今この国は本当に深刻な局面にあるのです。



もしあなたがあの領事だったら・・・これからの日本のために、ちょっと考えてみましょう

 今回の事件で最初に対応した副領事、総領事、それに事務次官、外相。みんな責任をとってクビだという威勢のいい政治家もいます。しかし、それだけでは根本的な解決にはならない。

この事件は現在の日本を象徴する出来事であり、日本人の根本に潜む体質が問われているのである。

ところで、もしあなたがあの領事であったとしたら、緊迫した状況下で、どういった対応が出来たか。一緒に考えてみましょう。想像し難いのであれば、身近に起こりうる例として次のような場合を考えてみましょう。

例えば、隣の家の子どもが、全身を痣だらけにして逃げ込んできた。それを追ってきた隣の両親が勝手にあなたの部屋の中まで土足で上がってきたとしたら、あなたはどういう対応をしますか。隣の家だから、近所付き合いがあるからといって、とりあえず勝手に入ってきたことにさえ目をつぶって、何事もなかったかのように子どもを渡しますか?幼児虐待と容易に想像できた場合でも子どもを黙って返しますか?その後、その子どもが大変なことになってしまったとしたら・・・。

いずれにしても今回の事件が、現在の日本人に潜む体質的なものであったのなら、日本の未来のためにも、私は全力でその体質を変えていきたい。



民主党 愛知県連政策調査会・第8区総支部 企画
タウンミーティングを開催!

日時  5月26日(日)14:30〜

場所  半田勤労福祉会館・小ホール

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